BABY AND ME

これから保活を始める方に知っておいて欲しいこと。世田谷区保活&入園から1年が経過した今だからこそわかる保育園選びのポイント

保育園は、我が子が人生で初めて属する社会的コミュニティ。昨今の保活は入園の熾烈さからとにかく「どこかに入園させて、無事に仕事復帰すること」にフォーカスされることも多いかと思いますが、子供にとって最適なコミュニティを探す、親として最初の大きな選択だと感じています。

私自身も、実際に保活を経験してから入園、そこから1年経った今になって、改めて感じることがたくさんあります。これから保活を始める方にぜひ知っておいて欲しいことをまとめました。

①目的を明確にする 〜我が子にとって最適な環境とは?〜

まずおさえたいのが、「何のために保活をするのか?」ということ。仕事復帰のため、自分の時間確保のため、子供のコミュニティ形成のため…など色々あると思いますが、なにが自分や家族の優先第一位なのか?を明確にしないと保活の内容自体ブレてしまいます。

例えば「仕事に舞い戻って、中断されたキャリアを再構築したい!」が目的だったとします。サポートしてくれる実家の有無、テレワークの可否などにもよりますが、その場合に重要視すべきは

・園へのアクセス

・預かり時間

・親が参加する行事や父母会の有無と頻度

など。

我が家がご縁のあった園は父母会の活動がとても盛んで、横の結びつきも強いです。私も夫もそう言った活動は嫌いではないので楽しくやれている反面、やはり仕事以外に結構な時間を使っています。そのような活動自体苦手な親御さんだときっともっとしんどいだろうな…と感じます。

では「家ではパワーの有り余る我が子を、思いっきり遊ばせてあげたい!」が目的の場合はどうでしょう?重要視すべきは園庭や遊具・プールの有無、運動会や遠足などの行事内容、それらをケアする先生の人数や保育園ごとのカラーだったりします。

保活をしてみると保育園ごとに様々な方針があり、どろんこ遊びを推奨しているアクティブ系保育園もあれば、知育に力を入れている園、とりあえず認可は受けているけどこれといったテーマのない園などさまざまです。

また、これは入園して1年経って思うことですが、園で過ごす時間が圧倒的に長くなるため、自然と子供の性格も園のカラーに染まっていくような気がします。

0歳、1歳のお子様だと特に環境がその子を作り上げることがありますもんね。子供の性格が既にわかっている場合はそのカラーに合ったものを、まだまだ赤ちゃんで性格なんてわからないという場合は親御さんからみてどんな子に育って欲しいか、その上でなにが目的かと明確にして保活に臨んで欲しいと思います。

もちろん、重要視したいポイントは「すべて!」が親心かと思いますが、全てを満たす園はほぼありませんし、得てして多くを備えている園ほど人気度が高く、一般家庭ではなかなか内定に結びつきません。ご家庭の優先順位を明確にした上で保活に臨めば、その分見学時のポイントも絞ることができますし、希望順位を付ける際にも役立つと思います。

②「今の年齢」ではなく「3歳、4歳、5歳」の我が子を取り巻く環境を具体的にイメージする

保活に臨むご家庭の多くが、0歳や1歳のお子様をお持ちの方が多いのではないでしょうか。我が家は2歳児クラスでの保活でしたが、同じタイミングで入園した3人を除いた約20人は1歳児クラスからの持ち上がりでした。

ハイハイ、もしくはよちよち歩きの可愛い赤ちゃんだった我が子も、あっという間に走り回り、おしゃべりになり、家族以外のコミュニティで生きていく能力を身につけます。選ぼうとしている保育園は、「今の我が子」だけではなく「3歳、4歳、5歳…数年先の我が子」に適した環境でしょうか?

例えばビル中の保育園を選んだとして、小学校入学前までの我が子の体力を養うのに十分な環境と言えるでしょうか?言えないとすれば、習いごとや土日の公園遊びなど保育園以外の何かでそれを補う必要があります。そこまでのイメージはできているでしょうか?同様に、学習系の取り組みがなにもない園の場合、家庭学習や習い事でそれを補填できるでしょうか?他にも習わせたいことがある場合、習い事における月々の金額や送迎等のオペレーション管理は問題なさそうでしょうか?

一方で、「我が家は3歳で幼稚園に移る予定」「1年後には他地域に引っ越す予定」など、家庭のビジョンによってはひとまず目先の1,2年だけを考えれば良いでしょう。お子様の成長と家族のライフプランをできるだけ具体的にイメージすることで、入園後の「こんなはずじゃなかった!」は防げます。ぜひ、ご家族と話し合ってみてくださいね。

③実はとても短い子育ての時間。本当に今保活すべきかも含めて、後悔のない決断を。

入園から1年経って思うことを述べてきましたが、1番思うのは「子育ての時間は実はとても短い」ということ。

ママやパパしか無理…だった子も、いつしか外のコミュニティで大切なものを見つけていきます。家よりも先生やお友達と過ごす時間の方が楽しいと思うのにそう時間はかかりません。

我が家は「2歳までは家庭保育で」という思いがあったので遅めの保活でしたが、それでも「3歳まで家庭保育でもよかったかも…?」と思う時もちらほら。基本的には良い園に恵まれて、毎日楽しく過ごす娘をみていると間違いではなかったと思うんですけどね。人間はないものねだりなので選択しなかったことが美化されがちではあるのですが…。

今している「保活」、絶対に必要だとご自身もご家族も納得されていますか?

例えば「職場の雰囲気的に今復帰しないと…」など、自分や家族意外の要因が後押しになっているのだとしたら、もう一度立ち止まって本当にその選択で良いのか考えてみてください。

人によって人生の優先順位は違いますが、子供が小さい期間というのは本当にかけがえのないもの。少しでも迷いがあるなら尚更、数年後に振り返った時に後悔しないよう、「今、本当に保活すべきか?」原点に立ち戻って考える時間を作ってみてくださいね。

以上、実際に保活をしてみて、入園から1年経った今私が思うことを書き綴ってみました。皆様にとってHAPPYな選択になりますように。お読み頂き、ありがとうございました。

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